荒(粗)木で張られた床で、その上に仕上げ材を張って引渡しの状態になる。完成状態にはない床で、通常、土足で歩くことが許されている。
木造建築では畳敷きの部屋と板張りの部屋に大別されるが、現在ではいずれも仕上げ材とは別の材で捨て張りをする。仕上げ材によって隠れてしまう床を、荒(粗)床とよんだ。一種の床下地である。
かつては杉材などを使っていたので隙間があり、床下からの空気が畳を通してして室内に上がった。また板の間にしても、捨て張りをしなかったので、床下との気密は悪かった。
しかし、 現在では合板を使うようになったので、気密性は向上した。 ベタ基礎にするとコンクリートの土間ができるが、コンクリートの土間は荒(粗)床といわないことが多い。
反対語=化粧床
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A 野地(板) B 棟木 C 棟束 D 母屋 E 軒桁 F 小屋束 G 垂木 H 梁 I 窓台 J 窓楣(まどまぐさ) K 二階根太 L 胴差 M 通し柱 N 管柱 O 間柱 P 筋違 Q 土台 R 根太 S 大曳き(大引き) T 束 U 基礎
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