匠 総合事務所提供
屋根の野地(板)をその直下で支える細木。
屋根の流れに平行に勾配なりに施工される。垂木を見せた場合は化粧垂木とよび、構造材で見えない場合は野地垂木という。野地垂木の寸法は、一二三か一三一五が多い。
野地垂木は母屋の上で削ぎ(殺ぎ)継ぎにしないと、屋根面が平滑にならない。
ふつう化粧垂木は、下の図のように平行に並べるが、社寺建築では隅木にならって扇型に広げるかたちもあり、扇垂木と呼ぶ。
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