1寸2分(36ミリ)×1寸3分(39ミリ)断面の細長い木材の俗称。
下の図のような1寸2分と1寸3分の1.2と1.3から、共通の1をひとつ省略して、123としたものを<いんにっさん>と呼ぶようになった。一二三は部材寸法の俗称で、材種を特定するものではない。そのため、杉の一二三とか、栂の一二三といった言い方をする。
一三一五(いっさんいんご)と共に、化粧材としても良く使う部材寸法である。 下地材としては、野地の垂木などに使うことが多い。
化粧材としては、和室の天井につかう廻り縁などは、一二三を使うことが多い。ただし、部屋の広さに応じて部材寸法は変わり、8畳以上の広い部屋では一三一五を使うこともある。
一二三は9本をまとめた1束(そく)という単位で売られている。長さは2間(≒3600)であることが多い。
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