気密とは密閉した気体が外部に洩れない、または減圧した内部に気体が流入しない性質をいうが、建築では外壁や天井、床などの部材と部材の間に生じる隙間をできるだけなくすことをいい、気密対策をした住宅を気密住宅と呼んでいる。
気密性は機械を使って実測することができる。
気密性にはC値(相当隙間面積)を用い、隙間の面積(c㎡)を床面積(㎡)で割ったもので、床1㎡あたり、何c㎡の隙間があるかを示す数字である。
気密対策をしない在来工法だと10c㎡/㎡位で、高気密対策をした住宅で1~2c㎡/㎡程度である。現在の高気密住宅は普通に施工して2c㎡/㎡以下になるので、計画的な機械換気をしないと室内空気が汚染される。
建築基準法では2時間で室内空気が入れ替わるように、0.5回/時間の換気を要求している。
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窓があっても気密住宅である
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