建築用語集       

匠 総合事務所提供

荒(粗)木
(あらき)


 製材されただけで表面がガサガサ状態にあり、人の手や眼に触れないところに使用される木材のこと。製材前の丸太は、荒木といわずに原木ということが多い。

 木材は構造材化粧材に大別され、人の目に触れる化粧材は木肌や木理の美しものが用いられるが、構造材は建築物の骨組みを支えてくれれば良い。美しさは求められないので、角材や板材に製材しただけの荒木の状態で使用する。

 板物の荒木はベニヤに代替され、柱などの角材は化粧材が集成材に変わりつつあるが、構造材は荒木のままが多い。

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