匠 総合事務所提供
屋根の最も高い部分である棟に配される横架材。
構造耐力的には母屋などと同じ荷重しか担っていないが、もっとも高い部分に納まるため、骨組みの象徴的な意味が込められている。そのため、棟木を納めることを上棟とよび、上棟式とよばれる儀式を行うことが多かった。
棟木は精神的な支柱とも考えられ、棟木をささえる束を、特別に棟束(むなづか)と呼ぶ。
棟木に垂木がとりついて、屋根の形ができていく。屋根勾配が早いと、小屋(裏)が大きくなって部屋のようになる。
参考:棟札、棟包み
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