下小屋で加工してきた材料を、建築現場で家の形に建ち上げること。
建前は上棟ともいい、建前をすることを建て方という。以前は、建て方を仕切るのは頭(かしら)の仕事であり、建前の日には、大工は道具を持っていかなかったといわれた。
建前は大勢の職人が集まっての、お祭り的な仕事だった。しかし、最近ではユニックを使うようになったので、少人数で行われるようになった。建ち上がると、上棟式を行うことが多い。
棟木をあげると、建前の行程まですんだことになるが、最近では野地板まで葺くことが多い。
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A 野地(板) B 棟木 C 棟束 D 母屋 E 軒桁 F 小屋束 G 垂木 H 梁 I 窓台 J 窓楣(まどまぐさ) K 二階根太 L 胴差 M 通し柱 N 管柱 O 間柱 P 筋違 Q 土台 R 根太 S 大曳き(大引き) T 束 U 基礎
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