材木や石などの採れた場所のこと。
木材や石は工場で作られるわけではなく、各地の土地から採取されるので、その場所特有の性質を持つ。そのため、産地の地名をいって、部材の代名詞としている。
たとえば、桧は尾州、吉野、遠野などが、また杉は秋田などという。青梅産の檜は脂分が多く磨くと艶が出る。また、石材では、御影石の稲田、大谷石、白河石などが有名である。おなじ御影石でも稲田と真壁では若干風合いが違う。
工場で作られる物でも、古くからある瓦などは、三州産と地元で生産された地瓦とを、産地によって区別している。
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