秋田地方で産出する杉のうち、樹齢150~200年以上たった年輪の幅が細かい天然の杉を、とくべつに秋田杉といい、秋田と略称した。
一般に杉は安価な材料だとみられていた。とりわけ白太部分の多い杉は縮みも大きく、建築材としてはあまり歓迎されていなかった。しかし、秋田杉は緻密な赤身部分が多く、白太も密実であることから鉋切れも良く、建築材として有用性が高く高価で取引された。
吉野杉、北山杉なども有名だが、それ以上に美しい木肌で、赤身には独特の風合いがあった。
参考=源平
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直径2メートル近くあり年輪もつんでいる
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