樹木の表皮部分から、内側の赤みがかった所までの白い部分のことを白太という。
杉に特徴的にあらわれる白い部分で、木材の生長が早く、伐採直前まで勢いよく成長していた部分。若い部分なので伐採後には、収縮が激しく木表のほうへと反りやすい。
用材としては狂いが多く腐りやすいが、良く乾燥した白太だけを集めて建具を作ったりもした。白太だけの建具は高価であるが、こうした普請道楽はもう見られなくなってしまった。
樹芯に近いほうは、赤っぽいので赤身といい、白太と赤身の混じった部分は源平という。
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