我が国と台湾に自生する針葉樹で、腐食にきわめて強力に抵抗する。
辺材と芯(心)材の差ははっきりしないことが多く、辺材は淡い黄白色、心材は黄白色ないし淡紅色である。むかしから建築用材として重用され、木質が愛されてきた。
木理は通直で均質。狂いが少なく、鑿切れがよく刃物での加工性が良い。特有の香りがある。耐湿、耐水性が良く、保存性が高い。肌目は精で、表面を鉋で上手に仕上げると特有の光沢を出すことが出来る。
無節の桧は、人工的に枝打ちをしてつくられる。無節の桧は高価であるが、節のある桧はそれほど高価ではない。小節の3寸5分(=105ミリ)の柱材で、1本7千円~1万円くらいだろうか。産地により値段の開きが大きい。
広告
広告