隙間を埋める板状の物を面戸といい、使う場所や材質によって下記のように多種類の面戸がある。
① 軒桁の上にのる垂木と垂木のあいだに挿入する板。化粧垂木をつかう場合には、軒桁のうえに化粧垂木がのるので、垂木と垂木との間があいてしまう。そこを塞ぐために使う部材を面戸という。
化粧垂木の軒桁部分に垂直な小穴をつき、面戸板を上から落とす。
② 瓦屋根の流れ尻で、唐草と広小舞との隙間(=雀口)を埋めるもの。軒面戸という。プラスチック製が多い。
③ 棟の熨斗瓦と平瓦の隙間を埋める瓦。形が蟹に似ているので、蟹面戸ともいう。
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③ ①
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