建築用語集       

匠 総合事務所提供


(かわら)


 現在も使われ、かつ現存するもっとも古い建築材料で、屋根や塀のうえにのせて、火や雨を防ぐ物。瓦自体は小さなものなので、重ねた隙間から雨が、風にあおられて逆流する。そのため、瓦の主なる目的は防火である。主たる防水は下地材に期待している。

 本葺き瓦と桟瓦があり、住宅で使用されるのは桟瓦である。屋根の平の部分にしかれる平瓦と、軒先など使われる軒瓦、棟などに使われる鬼瓦熨斗(瓦)などがある。平瓦は瓦桟に引っかけ、軒瓦は釘打ちで固定する。

 瓦は重いので、それを支える住宅の構造も頑丈でなければならず、最近では嫌われる傾向にある。しかし、断熱性能や遮音性能に優れ、葺き直しがきくなどの長所が多い。下の写真は、37Kg/㎡という軽量瓦で、軽い屋根の扱いになる。

 瓦を素材で分けると、陶器瓦セメント瓦などがあるが、ふつう使われるのは陶器瓦である。陶器瓦は焼き物なので、瓦自体はほぼ永久にもつが、瓦を支える瓦桟が腐ってしまうので、50~100年で葺き直しが必要になる。

参考=働き幅葺き足蜻蛉(とんぼ)④雁足(がんあし)焼き斑凍る(いてる)唐草螻羽唐草

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谷(樋)には金属板をつかって納める

エビス瓦工業株式会社のカタログから

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