建築用語集       

匠 総合事務所提供

磨き丸太
(みがきまるた)


 もしくはの樹皮をはいで、丸太表面のまま磨き洗いした丸太材。銘木扱いの木材である。  

 磨き丸太は、そのほとんどが京都の北山と奈良の吉野で生産されている。植林された杉や桧は、間引きや枝打ちをしながら、30年くらいかけて育成される。9~10月に伐採し、3もしくは4メートルに切断して、山から搬出される。

 樹皮をはいで、背割り①をして乾燥させ、磨き洗いをして出荷される。床柱面皮柱として、和風建築に使われる。

 で太さに違いがなく、木目のつんだ重いものを良材とする。時間がたつと、飴色に変化してくる。

 同じような工程をへて市場に出る丸太に、絞り丸太錆丸太がある。

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