建築用語集       

匠 総合事務所提供

布基礎
(ぬのきそ)


 コンクリート製の連続基礎のこと。  

 布基礎は木構造住宅の基礎でよく使われた。柱下だけではなく、土台のある部分の下に、基礎が連続している。鉄筋を入れたRC(構)造とすることが多い。

 ベース コンクリートが建物の荷重地盤(面)に伝えるので、地盤の地耐力に応じて、幅を30~60 センチで調整する。ベースコンクリートと立ち上がりは打継ぎとなっているので、両者は鉄筋によって繋がっているだけである。  

 土台のない部分には基礎がないので、防湿のためのシンダー・コンクリートを打ってない場合には、土がそのまま見えている。

 布基礎は柱下だけの玉石基礎などに対して、より頑丈な基礎として生まれたと思われるが、現在ではより頑丈なベタ基礎を使うことが多い。

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