河原などにころがっているままの石。15センチ以下の石は栗石(ぐりいし)とよび、20~30センチ以上の大きな石を玉石と言う。
玉石の表面は凸凹しており、こうした表面を野面(のづら)という。玉石のうえに直接に柱を立てる基礎を、玉石基礎と呼び、下の写真のように石の凹凸に柱をなじませる工法を石場建てとよぶ。
玉石基礎は玉石の下に地業をしてあり、抜群の耐久性がある。しかし、現在の構造計算とは違う大系で、とても手間がかかるので、 現代では使われなくなった。
天然の石の上面をなぞって、柱下の木口となじませることを、ひかるとか光付けと呼ぶ。
広告
広告