建築用語集       

匠 総合事務所提供

コンクリート


 セメント砂利を、必要な割合で水で混ぜて固形化させたもの。

 コンクリートは圧縮に耐え、自由に形をつくることができ、耐久性・耐火性にすぐれ、しかも安価であるので、建築材料として広く使われている。

 コンクリートは引張りに弱いので、鉄筋と組み合わせて鉄筋コンクリートとして使われることが多い。良質のコンクリートは百年以上の耐用年数があるが、鉄筋が錆びるので鉄筋コンクリートとすると、建物の寿命は短くなる。

 かつては現場で練られたが、現在は生コン工場でつくられた生コンを、ミキサー車で現場に搬入することが多い。木造住宅のコンクリート使用量は、基礎部分に使うだけと少ないので、品質に関しては工場任せになりやすい。

 硬練り(スランプ15程度)を良品とするが、硬いと施工性が悪いので軟練りにしがちである。スランプの調節には、水とセメントを混ぜたものをつかって行う。  

 現場練りの場合は、セメント:砂:砂利=1:3:6(容積比)とする。

参考=ラップル コンクリート 中性化

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