建築用語集       

匠 総合事務所提供

中性化
(ちゅうせいか)


 コンクリートのアルカリ性が弱まって、中性となっていくこと。

 打設後のコンクリートはアルカリ性だが、空気中の二酸化炭素とふれると、炭酸化反応により中性化していく。

 表面から中性化は進み、鉄筋まで達すると、鉄筋を錆びさせる原因になる。これによって、コンクリートにビり①クラックを生じさせて、躯体構造耐力を低下させる。

 中性化を遅らせるためには、水セメント比の小さな密実なコンクリートを打設することと、被り厚を充分にとることである。  

 コンクリートを空気に触れさせないために、外装にタイルを貼ったり、吹き付け材で仕上げることも有効である。

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