雨戸の収納される箱状の造作部分。
在来工法しか なかった時代には、戸袋は大工の腕の見せ所で、人工(にんく)をかけて凝ったものが造られた。何枚も収納できるように、室内側に戸繰り口をそなえたものもあった。
戸袋の上にまわる角材を、台輪①という。鏡板のない皿板①だけの戸袋もある。 洋風の家では雨戸は廃れはじめ、雨戸がない家も増えてきた。雨戸がなければ、戸袋もないことになる。
アルミサッシが普及すると、戸袋はサッシ枠と一体化し、戸袋は大工仕事から金属製建具工事になった。また、シャッター(雨戸)の普及により引き戸式の雨戸は少なくなってきた。
広告
広告