建築用語集       

匠 総合事務所提供

戸繰り口
(とぐりくち)


 戸袋から雨戸を引っ張り出すために、妻板の中央あたりに彫り込んだ欠き込みのこと。  

 2枚建ての雨戸であれば、戸繰り口が無くてもすむが、4枚建ての雨戸であれば必ず設ける。戸繰り口がないと、雨戸が引き出せなくなる。

 雀などが戸繰り口から入って巣を作るのを嫌って、開閉できるようにした小扉とすることもある。戸出し口ともいう。  

 廊下もしくは室内側に小さな引き戸を設けて、戸出し口とすることもある。その場合には、妻板には戸繰り口は付けない。

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