部屋と部屋、もしくは玄関などをつなぐ通路。
廊下の左右に部屋があるものを中廊下とよぶ。中廊下はかつて流行った間取りだが、廊下が暗くなるので最近ではあまり見られない。
廊下は居室ではないので、採光(窓)の設置は義務付けられてはいない。廊下は板敷きが多いが畳を敷くこともある。これは畳廊下と呼ぶ。
3尺(≒909)グリッドで建築すると、廊下の内々寸法は78センチ程度になる。車椅子の幅は70センチあるので、車椅子は廊下の直線部分はかろうじて通るが、曲がることができない。そのため、最近では1メートルのグリッドを使うこともある。
バリアーフリーのために、和室と廊下の段差(=踏下げ、下げ踏み)を設けなくなった。部屋への入り口になる開口部に、建て込む建具の幅にも注意が必要である。
参考:入り側
広告
広告