芯持ち柱は乾燥の過程で、表面にヒビが入りやすい。柱の表面にヒビや割れを出さないために、見付きと反対側(=見返し)に元から末まで、中心部に達する深さに鋸目を入れること、または鋸目のことを背割りという。
背割りを施したら楔を打ち放置し、乾燥によって背割りが開ききったら、それ以上動かないように千切りを入れるのを上仕事とする。
背割りは見返し側に設けるので、壁の中になって見えないことが多い。
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② 区画整理をするときに使われる概念で、道路に囲まれた長方形の土地を、長辺に平行にかつ短辺の真ん中で分割すること、また、その分割線を背割線という。
敷地を細分化する場合には、背割線に直角に再分割する。そのため、道路の反対側の隣地境界線が背割線となり、背割線に沿って下水や路地②が作られたりした。
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①
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