隣の敷地との境をしめすもので、境界点に埋設された杭①や鋲①などの境界標を結んだ線を、図面上に示したもの。
実際の隣地との間には塀や垣根もしくはフェンスなどがあるだけで、境界線が明示されていることはない。隣地境界線は図面上に印された線でしかないが、実存する境界点を結んだものであるため、塀や垣根以上に法的な有効性を持っている。
隣地とのあいだに、高低差がないときは問題は少ないが、間知(石)などの擁壁擁壁があるときは注意が必要である。
擁壁がある場合の隣地境界線は、擁壁がうえの敷地を維持するものであるために、法(面)部分は上の敷地に含まれる。擁壁の根入れの関係もあり、隣地境界線は擁壁下である場合が多い。
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