建築用語集       

匠 総合事務所提供

寄せ棟
(よせむね)


 長方形平面の屋根で、中央に棟をもち、4方に隅棟をもったもの。  

 切り妻屋根より役(曲)物がたくさん必要で、施工に手間がかかる。しかし、上品な形なので、和風の戸建て注文住宅ではよく使われる。  

 平の部分がぶつかる隅棟部分の勾配がのろくなるので、切り妻屋根より勾配をいくらか早くしたい。切り妻では4/10以上あれば良いが、寄せ棟では4.5/10以上欲しいところである。  

 また隅棟まわりは、下がりやすいので丁寧な施工がのぞまれる。

参考=切り妻、入母屋

広告


図は理工学社「日本の瓦屋根」から
広告