人間が歩くことによって、床が音を発すること。
スラブに塩ビシート①などの床仕上げ材を、接着剤で直張りすれば床鳴りはおこらない。
地面や床スラブから離れて化粧床を作ったときには、いくつかの部材で床下を構成することになる。そのとき、束や床板との接合部がほんの僅か浮き上がり、人が通ると人の重さで床が沈んで音が鳴る現象である。
床鳴りを防ぐには、プラ束か鋼製束を使い、大曳き(大引き)と根太は下垂れに用材すると良い。床鳴りは構造耐力に関係する問題ではないが、クレームになりやすく音を消すのに苦労する。
最近では床材を釘ではなく捻子で固定するようになったので、釘がすれる音はしなくなった。また、畳の部屋も減ったので、畳と畳寄せがすれる音も聞かなくなった。
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