2つの部材を接合するための、頭が平らで反対側が尖っている細長い金属のこと。玄翁などで叩いて木材などに打ち込んでつかう。
明治以前には、鋼製の和釘が使われていたが、現在では鉄製の丸釘になり、しかも釘打ち機で打つことが多くなった。
和釘は先へいくに従って細くなっているので、玄翁で叩いて打ち込むことはできない。和釘を打ち込むには、まず道穴を掘って釘をおさめ、最後のわずかな長さだけを叩いて打ち込む。
丸釘でも短いものは玄翁で打ちきれるが、4寸(120ミリ)以上の長いものは道穴をつけてから、打ち込まないと曲がってしまう。
木造住宅では、構造部材の接合をのぞき、釘がもっとも多用される接合方法であったが、最近では木捻子(ネジ)が普及しつつある。通常、施工床面積1㎡あたり、0.45~0.65Kgの釘を使う。
通常の鉄釘はN釘と呼ばれ、長さをくわえてN25とか、N50、N75と記される。
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釘打ち機
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