建築用語集       

匠 総合事務所提供

捻子
(ねじ)


 円形断面の棒状金属に、螺旋状の溝をつけたもので、2材を締結するためにつかう。小さいものはビスともいう。  

 棒状の外周部に溝をきったものを、雄捩子とかボルトと呼び、内側に溝を切ってあるリング状のものを、雌ネジとかナットとよぶ。そのため、雄ネジと雌ネジで対となって、使用される。下の写真左。  

 木材に使う捻子は、円錐状の棒状金属に溝が切ってある。木材がナットの役目を果たすので、雄ネジだけで使われる。下の写真右。

 溝の凹凸をネジ山といい、ボルトとナットのネジ山のピッチが合わないと、使えない。我が国で捻子が使われるようになったのは、明治以降である。 

参考:

広告

広告