建築用語集       

匠 総合事務所提供

大工
(だいく)


 木造建築②において、中心になる職人のことで、町場大工ともいう。木造軸組工法等いわゆる在来工法を手がける職人である。型枠大工と区別するために家大工(やだいく)ともいう。

 上棟(式)までの刻みと、それ以降の造作(材)仕事をおこなう。などたくさんの道具を使って、華麗な細工を見せたが、最近では丸鋸ゼットソーが主流になった。

 大工の長を棟梁といい、かつて棟梁は請負者を兼ねて、建築工事のすべてを取り仕切った。棟梁以外の大工は、木工作の従事者という職人である。最近では請負者が多様化したので、棟梁も単なる職方の1人になっていることが多い。

 新しい建材が登場すると、大工の施工範囲となることが多いように、大工は木工の専門職人だけではなく、一種の便利屋でもある。そのため、大工の用意しなければならない道具は膨大な量になっている。

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