木造軸組工法等いわゆる在来工法を手がける大工が施工する現場のこと。小規模な建築の現場である。
鉄筋コンクリート造などの大規模建築の施工現場を野丁場とよび、木造建築の現場を町場と称した。町場の現場は、近くに住む職人たちが出入りしたが、最近では遠くから通う職人も多い。
かつては、町場の家大工は町内にある社寺なども手がけており、宮大工の技量もあった。そのため、野丁場の大工よりも町場の大工のほうが腕が良かった。
しかし最近では、町場の大工が元請けとなることが減り、大工がハウスメーカーの下請となることが多くなった。そのため、町場の大工の責任範囲が狭まってしまい、腕や心構えが落ちてきた。野丁場の大工のほうが、腕が良いように感じる。
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