構造を担わない内法や天井などの表に見える仕上げ部分をさし、上棟以降の仕上げ部分、および仕上げの大工作業のことをいう。
垂直・水平および直角をだすことが、造作工事の基本中の基本である。真壁では造作仕事は重要だったが、大壁になってクロス仕上げが増え、重要度が下がった。
造作は精巧細密な仕上げ工事で、大工の腕の見せ所だった。しかし、最近では既製品をとりつける仕事になって、腕の違いが目立たなくなっている。
鴨居・敷居・長押・天井・床の間・階段などを造作と言い、これらに使用する材料を造作材という。
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