天井とは、屋根と部屋の境にもうける化粧の平面。
天井は屋根からの埃が落ちるのを防ぎ、室内の保温に役たっている。天井との壁際には、廻り縁がまわって、天井と壁を見切っている。
和風の建築では、大工の仕事が面でみえる唯一の場所であるため、竿縁天井、敷目天井、格天井など、以前は手の込んだ天井がつくられた。しかし、これらは防火性能に劣る。
天井はベッドに入ったときしか目に入らないので、最近では無地のデザインが多くなった。とくに洋間にあっては装飾のない天井が多く、最近では、石膏ボード下地に、クロス貼りの仕上げが多い。
１階天井と２階の床とのあいだ、または天井と屋根の間を天井裏とか天井懐と呼ぶ。
参考：小屋裏
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