建築用語集       

匠 総合事務所提供

太鼓
(たいこ)


① 円形断面材料の両側を切り落とした物、もしくは状態。

 たとえば、下の図のような丸太の両側を切り落とした物=太鼓梁である。丸太の両側は自重が邪魔して、構造耐力的には役に立っておらず、切り落とすのは理にかなっている。

 切り落として不要となった方は、広葉樹の場合は鬢太(ビンタ)と呼んで利用価値がないが、針葉樹の場合には背板といって小割として利用される。ただし、太鼓梁になるのはが多い。

② 四方に枠をまわし、その上下に板を張った状態。音が増幅されるので、太鼓状態になることは避けるべきである。

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金竜堂「建築雛型」から

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