建築用語集       

匠 総合事務所提供

立面(図)
(りつめん:ず)


 立面とは建物の前に立ち、そこから見える正面、側面、背面など、立ち上がった姿をいう。  

 しかし、立面図として図面になったものは、肉眼ではなく平行視線で見た図面である。実際に見える立面の姿は、下から見上げるために、パースがかかって上すぼまりに見え、立面図のようには見えない。ファサードが実際に見えるものに近い。  

 立面図は外壁の面積などの積算に使われる。また、立面図は建築確認の申請のときに、北側斜線隣地斜線制限などのチェックに使われる。住宅などでは、1/100の縮尺で描かれることが多い。  

 基本図面と言った場合は、配置図平面図立面図(東・西・南・北)、断面図(もしくは矩計図)、仕上表をさす。  

 立面図に仕上げ材の色を付けたり、太陽の影を入れたりすることもあるが、あくまで参考であり、実際にこの通りにならないことのほうが多い。 

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