勾配のない水平な屋根を陸屋根といい、水平部分を屋根スラブという。鉄骨造や鉄筋コンクリート造に多い。
陸屋根といっても水勾配をとる必要はある。防水押さえとして軽量コンクリートを使い水下で厚さ9センチとすると、1/50をとった10メートル先の水上では、29センチにもなってしまう。
防水押さえのコンクリートが、すべて固定荷重となってしまうのを防ぐために、屋根スラブ自体で水勾配を取り、露出防水としたほうが良いかもしれない。
屋根スラブの出隅や入り隅には、引張力や圧縮力がかかるために、下図のように補強筋を入れる必要がある。
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