匠 総合事務所提供
直角のことを矩(かね)といい、直角をだす大工道具を差し金とか曲尺(かねじゃく)いう。差し金の幅は5分(15ミリ)であり、そこから5分のことを矩一枚というようになった。
鎌継ぎや金輪継ぎなど継ぎ手や仕口の墨付けには、差し金を斜めにして幅をつかって、5分幅の平行墨を印すことが多いので、5分というのが特別の意味を持っていた。
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