刃物を研ぐための砥石のうち、目が中くらいに細かいものをいう。
砥石は、荒砥、中砥、合せ砥(仕上げ砥)と順に細かくなっていく。中砥は早くから人造砥石に代わっており、800~1200番程度が中砥として使われている。
大きく刃こぼれした時には荒砥から使うが、切れなくなっただけなら中砥から使い始め、その後に合せ砥と研いで仕上げる。鉋の刃を荒砥に当てなければならないようでは、すでにまったく切れなくなっているはずである。
包丁のように刃線の長いものの刃線が狂ったときは、荒砥から研ぎ始めたほうが楽かも知れない。下の写真の下の茶色いほうが人造の中砥である。
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