会計処理上で、金銭的に価値がないと認められるまでの年数。
耐用年数は実際につかえる寿命のことではない。減価償却の対象となる資産が、利用に耐えると想定している年数のことで、法定耐用年数が各物品毎に法律で決められている。
鉄筋コンクリート造の住宅は47年、店舗は39年、鉄骨造の住宅は34年、木構造は22年などである。ただし、木材は水に当てなければ半永久的の寿命がある。また、良質なコンクリートは百年以上の耐用年数があるが、鉄筋が錆びるので寿命が短くなる。
建物の寿命は、維持管理を丁寧にしていけば、耐用年数よりはるかに長くなる。日本の建築の寿命が短いと言われるのは、まだ充分に使える建物を、取り壊して建て替えてしまうからである。
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