建築用語集       

匠 総合事務所提供

荒(粗)物
(あらもの)


 人の手や眼に触れるところには使用されないもの、もしくはその部分の仕事のこと。荒仕事ともいう。

 かつて大工仕事は、上棟(式)前までの刻み①仕事 と、内法などの取付といった造作仕事に大別されていた。荒物と は、主として上棟までに加工される土台大壁部分の柱、 母屋などをいい、現在ではプレカットになっている。

 荒(粗)床や野地板に使われた杉板 なども、荒物に分類されたが、現在では合板に置きかわっている。そのため、削って仕上げることのない材を荒物というのであろう。

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