鴨居や敷居に突く溝巾と島(しま)巾のことで、4分(≒12ミリ)の間隔=島をあけて、7分(≒21ミリ)の溝をつくこと。もしくはその溝のこと。関東地方の障子に使われることが多い。
建て込まれる建具の厚さによって、敷居や鴨居は溝の幅の作りが異なっている。四七の溝は、島として4分(≒12ミリ)の間隔をあけて、7分(≒21ミリ)の溝をつくのは、1寸(≒30ミリ)厚さの障子が走る溝である。
厚さ1寸の建具が擦れ合わないために、両者の間隔を1分(≒3ミリ)とし、7分の溝をつき、溝と溝とのあいだを4分(≒12ミリ)とするので、四七の溝という。
建具の厚さが1寸1分(≒33ミリ)のときには、溝幅は7分のままで、島を5分(≒15ミリ)とすることが多い。この場合には五七の溝という。
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