30×30ミリ断面の細い木材を枠にして、なかに組子をいれて紙を貼った建具。
上部の部材を上桟、下部の部材を下桟とよぶ。下の図では入っていないが、中間に部材を入れると中桟と呼ばれる。襖が紙を見るものなのに対して、障子は組子を愛でる。気配は通すが、姿は通さない建具である。
障子の厚さは1寸(=30ミリ)で、障子が走る溝は7分(=21ミリ)である。組子はふつう、1寸の板を3つ割りにして用材する。
下の図のように腰板を使わずに、全面に紙を貼ったものを水腰障子とよぶ。また、ガラスを入れたものを雪見障子、 可動組子を入れたもを猫間障子という。
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