建築用語集       

匠 総合事務所提供

組子
(くみこ)


 障子などの内側に組まれる細い桟木を組んだ状態、もしくは組まれた細木のこと。

 おおくはをとらない素組みであるが、組子に面をとると柔らかい感じになる。しかし、面取り組子は仮木建てをしなければならず高価になる。

 は襖紙を愛でるのに対して、障子は紙よりも、組子を愛でるものである。直交した組子だけではなく、投網や網代といった曲線の組子もある。  

 障子紙は組子の部分で貼り継ぐので、大きな障子には必ず組子が必要である。特別に複雑な投網や網代、亀甲としなくても、組子のない障子はないといっても過言ではない。

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