面とは平面のことである。
平面と平面がであうところは尖った角になるが、そこに小さな平面をつくることを面を取るという。45度に取り合う面を角面(かどめん)という。
柱をはじめ角材の角に面を取らないと、手が触れたときなどは危険だし、傷が付きやすい。そこで、通常は3寸5分(105ミリ角)の柱に対して面面(めんづら)で、1分(≒3ミリ)~1分5厘(≒5ミリ)程度の面を取ることが多い。
面を大きくとると、部屋が柔らかい雰囲気になり、小さくとると堅い雰囲気になる。
むかしは下の写真のような面取り鉋で面をとったが、いまではルーター①で取ること多い。
面は平らなはずであったが、甲丸断面にすると丸面と呼ばれ、二段の面を取ると猿面とよばれる。几帳面など他にも断面の形によって、さまざまな面がある。
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