本実加工した幅の狭い板材で、1メートル内外の短い物。床の仕上げ材として使われることが多い。
桧などの針葉樹系の木材は暴れにくいので、2間(≒3600ミリ)の長い縁甲板とするが、広葉樹系は曲(くせ)が強く、暴れるので長い部材がとれない。
そのため、1メートル前後の短い部材にして、歪んだ部分を切り落として、乱尺といった長さがマチマチの板を取ることになる。短い物では30センチ程度から、長い物でも1.2メートルくらいまでである。
無垢材なので施工後も、乱尺板は伸縮しており、壁際などは逃げを見ておく必要がある。逃げがないと、暴れて床全体を持ち上げることがある。
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