建築用語集       

匠 総合事務所提供

遊離水
(ゆうりすい)


 生コン打設後、セメントと反応しないで残ってしまう余分な水のこと。  

 遊離水は打設後、時間が経過すると、上部へと押し出されて、コンクリート表面にたまっていく。遊離水がブリーディング現象をおこすと、コンクリートは巣の多い虚弱なものとなる。  

 コンクリート表面に上った遊離水は、蒸発によってコンクリートの表面に亀裂を発生させる。頑丈な躯体を作るためには、遊離水の少ない水セメント比が低く、低スランプのコンクリートを打設する必要がある。

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