建築用語集       

匠 総合事務所提供

耐火構造
(たいかこうぞう)


 耐火構造とは、通常の火災が鎮火するまでの間、火災による建物の倒壊や延焼を防ぐために、建物の各部分に要求される性能をいう。

 建築の各部位により30分から3時間まで仕様が定められている。

 通常の木造住宅②では準耐火建築物は可能だが、どんな手段を講じても、耐火構造にはならなかった(大断面材を除く)。しかし、2000年の建築基準法の改正により可能になった。

 木造三階建てを耐火構造にするには、壁、柱、梁、床を1時間耐火とし、屋根と階段を30分耐火とすれば良いが、ほとんどの部材を石膏ボードで張りくるむことになる。

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学芸出版社「建築基準法」から借用

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