建築用語集       

匠 総合事務所提供

木造三階建て
(もくぞうさんがいだて)


 主要な構造部を木材とした3階建ての建物。木3(もくさん)と略称される。

 準防火地域において木造三階建ての建築は禁止されていた。1988年に建築基準法が改正・施行されて、木造三階建てが解禁になったが、木造二階建てとは異なる特別の扱いを受けいる。

 木造二階建て以下の住宅については、4号建築物として構造計算書の添付が免除されている。しかし、木造三階建て住宅の確認申請には、構造設計をした構造計算書を添付しなければならない。

 この計算書とは、許容応力度計算または限界耐力計算に基づく構造安全性の計算を記載した書類のことで、A4用紙に印刷して200頁を超える膨大なものである。そのため、木造でありながら構造設計の費用がかかる。おおむね20~25万円くらいだろうか。 

 下の写真は倒壊した木造三階建ての試験体である。

広告

広告