① 水平に回る軒桁と妻側の 梁のこと。梁間方向には何本かの小屋梁がかかるが、妻(側)の梁を軒桁と一体としてとらえて、地回りとよぶ。
1階と2階の間にある桁に相当するものを胴差というのに対して、最上階もしくは平屋の外壁の心になる柱の上を、建物全体を一周する桁と梁のことを総称して、地回りと言う。
② 地元の暴力団のこと。かつて、赤い袢纏を着た頭が町内を仕切っていたように、暴力団も地元とのつながりを持っている。そのために、工事現場などに来たことがあった。
地回りは自分が暴力団であることは言わないで、軍手やお飾りなど売りつけようとした。現場代理人がこれらを受け取ると、売買が成立したことになりかねないので、名刺以外は受け取らないこと。
最近は地回りが工事現場に来ることも少なくなった。
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