匠 総合事務所提供
建具を開き戸にしたときの開閉方法の一種である。
日本建築は捻子(ねじ)をもたなかった ので、建具用の蝶番が生まれなかった。そのため、建具の縦枠(縦框とよぶ)の上下を、下図のように円柱断面に伸ばして、それを中心に開閉させた。
引き 戸の敷居と鴨居に相当する無目の端に、円筒状の穴をあけて、円筒状の角柄にした縦框を入れて開閉する。
社寺建築では、円柱断面よりやや楕円断面にしたほうが、開閉時に音がして良い。
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