通常の木造2階の床は、二階根太を用いて2階の床板と、梁もしくは 胴差とを結ぶが、この工法だと水平剛性は火打ち梁に負うことになる。そのため、床は構造耐力を負担しない。
それに対して、24ミリ以上の厚い床板を直接に梁や胴差にうちつけて、火打ち梁を使わずに剛性をとった床を、剛床といって床が構造耐力を負担している。
かつては胴差の上端が水平ではなかったので、二階根太で水平をとった。しかし、基礎の高性能化とプレカットの普及により、胴差上端が水平になりやすくなったので、二階根太を省いても施工できるようになった。
剛床にすると、床の剛性は上がるが、床板が太鼓②となり、上階の床音が下に響きやすい。
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