多くの場合、漆喰塗りの下地は石膏ボードやモルタルだが、木摺りの上に直接に漆喰をのせていくこともある。この仕様を木摺漆喰といい、漆喰だけで2センチ程度の厚さになる。
この場合には、木摺りの暴れがアスファルト・フエルトなどで切断されないので、素性の良い3~4センチ程度の小幅の木摺板を使う。
木摺りの裏側で漆喰が開くので、漆喰は木摺りにしっかりと付いて落ちなくなる。天井などを漆喰仕上げにする時に使うが、下塗りと上塗りの肌別かれに注意が必要である。また、木摺りの固定に鉄釘を使うと錆がでるので、亜鉛メッキ釘かステンレス釘をつかうこと。
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木摺漆喰の裏側
![](http://takumi.boy.jp/wp-content/uploads/2023/05/018-kizuri_shikkui.jpg)
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